中抜き職業の終焉
先日E3でUMDスロットのないPSP,「PSP go」が発表されたわけで。
「PSP go」はダウンロードでゲームを供給するという仕組みで・・・ということはお店がいらなくなっちゃう。
DLしたゲームは買取りに持っていくこともできません。
iTunesMusicStoreから音楽を買った場合も同じ。
CD屋はいらなくなる。
もちろんゲームも音楽も100%ネット流通になったわけじゃないけど。
いままでは流通の仕組み上、メーカー→問屋→店→お手元と(もっと複雑だけど割愛)いう仕組みだったのがメーカーが直でやれるようになってきたってことです。
問題1:でもお店で買うスタイルがほぼ完全に崩れかかってるジャンルの商品もあったりします。(答えは一番最後)
で、ふっと思ったんだけど。
これはお店とか流通というシステムの終わりを意味してるんじゃなくって、別のものが死に絶える寸前なんじゃないかと思ったんですよ。
他に今悲鳴を上げてるものがある。
新聞とTV。
TVの場合はNHKを除いた民放がやばいことになってる。
新聞は部数がガンガン減る。
共通してるのは(新聞は有料だけど)収入の大部分を広告に頼ってること。
じゃあ広告業界はどうなってるかというと、電通さんが初の赤字だとか。
DL販売はムダを省いて商品をスピーディで安価にお届けできちゃうんだけど、じゃあその無駄な部分ってなんだろなというと「中抜き」なわけで。
複雑な経路で届くから、その途中途中でお値段が上がっていく。
新聞なんかもそうだ。
あのウザイ「新聞とってくださいよー」のおっさん達とか、明け方前に原付でひとつひとつ届けてるわけで、新聞作ってからもコストが発生する。
話を広告にもっていくと、広告代理店って不思議な職業がある。
広告主が代理店に広告出したいと言うと、代理店が出す先とか、広告そのものを作るヒトを手配する。
それでメディア不信を誘発しそうな提灯記事を出したりとかw
誰でもネタにしそうなスバラシイCMが出来上がったりする。
問屋を飛び越えるように、広告が代理店を飛び越えたりするんじゃないかなあとか思ったわけで。
で、まあ俺もリアルな仕事で誰でも知ってるような企業のお仕事をしたりするんだけど、直接ってのはなかなかないね。
全体の10%くらい。
でも多分そろそろ気が付くんじゃないかな。
代理店通すより直接やったほうが安いし早いだろうと。
そういえばTVもタレント使うには事務所に直でお願いするけど、肝心の番組は下請けだし、広告は代理店に丸投げしてるよなあ。
というわけで近々「中抜き」職業は終わっていくんじゃないかとかの妄想でした!
問題の答え:PCのソフトウェア